早いものでもう6月、1年の半分が過ぎてしまいました。
しかし、北海道はこれからが住宅塗装の季節本番。
というわけで早速、今年手掛けた1棟をご紹介したいと思います。
札幌市東区のA様邸。実はこのA様邸は去年から手掛けていました。
なぜ本塗装までにこんなに時間が掛かったのか?というと・・・
昨年秋頃、「出来るか分からないけど、とにかく見に来てほしい」
そんなお問い合わせの電話を頂き、早速お宅へ伺ってみました。
そして、陽当たりのいい外壁面を見て思わず絶句!
壁一面に水膨れのようなフクレが・・・。
これは、サイディングの外壁にゴムの様に伸びる特性を持った弾性
塗料を塗った事が原因でした。「塗料の選定ミス」というわけです。
この状態の上に何を塗ってもフクレてしまうので、1度弾性塗膜を全部
剥してから塗り直す、というのが一番良い方法なのですが、一軒丸ごと
塗装を剥すとなると金額もそれなりに掛かるわけで。
さすがにそこまでの予算は想定していないので、塗装で何とかならない
だろうか?との施主様の希望で何とか打開策を考える事に。
とは言うものの、そんな魔法の様な塗料が存在するわけはないので
一つの方法として、現在フクレている部分を削り取り素地を出してから、
これから発生するフクレを最小限に抑える強化型のシーラーを塗り、
その上から通常のシリコン塗装をしてひと冬様子を見てみましょう、と
ご提案しました。
施主様も納得して下さり、試験施工をしました。(もちろん無償です。)
これが去年の冬~今年の春までの経緯です。
さて、その結果やいかに?
次回へ続く・・・